こたつ布団を洗濯するときに抑えておきたい7つの知識
一冬使ったこたつ布団は気がつかないうちに汚れているものです。次のシーズンに向けて収納する前に洗濯してキレイにしたい!とお考えではございませんでしょうか?
今日はこたつ布団の洗濯方法をご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
1.洗濯可能なこたつ布団かどうかをチェック!
まずはじめに、これから洗濯しようとしているこたつ布団が洗濯可能なのかどうかをチェックしましょう。洗濯不可のこたつ布団を洗濯してしまうと、使い物にならない可能性がありますので注意してくださいね。
参考URL:http://www.41210.jp/bed/2005/09/post_61.html
洗濯機マークや手洗いマークが記載されているこたつ布団に関しては自宅で洗濯が可能です。それぞれに「✗(バツ)」が付いている場合は自宅で洗濯出来ません。
洗濯の可否はこたつ布団の素材によって異なりますが、「綿」や「合繊」のふとんは洗濯可能で、「羊毛」や「真綿」素材のふとんは洗濯出来ない可能性が高いです。
こたつ布団は知らず知らずのうちに汚れています。食べ物や飲み物をこぼした汚れ、皮脂や汗の汚れなども含んでいます。
毎日使うこたつ布団は清潔に使い続けたいですよね?自分で洗濯をしたい方はこたつ布団を選ぶ際に洗濯可能な商品を選ぶことをオススメします。
2.こたつ布団を洗濯する際の洗剤選び
こたつ布団の洗濯に使用する洗剤は「おしゃれ着用洗剤」がオススメです。おしゃれ着用洗剤はふとんに与えるダメージが少ないため色あせやヨレが出にくいです。また、洗いあがりがしっとりとして使いがこちが良くなります。
普通の洗剤でも問題はありませんが「蛍光剤配合」の洗剤を使用する際は注意が必要です。蛍光剤とは衣類を色鮮やかに見せるためのものです。色が付いている布団、真っ白な布団でタイプの違う蛍光剤入の洗剤を使うと色落ちなどの原因となりますので注意してくださいね。
3.こたつ布団の洗い方〜事前準備
3.1.ふとん叩き&掃除機
こたつ布団を洗濯する前にふとん叩きで叩いた後に掃除機掛けをしておくのが有効です。布団叩きだけだと、ホコリやダニが取り除けないだけでなく逆に拡散してしまう恐れがあります。
布団叩きで叩いたあとに全体的に掃除機で吸い取るとホコリ、ダニがキレイに除去出来ますよ。
3.2.汚れが目立つ箇所は事前に染み抜き
食べこぼしや飲みこぼしのシミがある箇所は洗濯する前に染み抜きしておきましょう。「シミ汚れ専用の部分洗い洗剤」を活用してみてください。汚れている箇所に洗剤を垂らして軽く叩いて洗剤を染み込ませておきましょう。
4.こたつ布団の洗濯方法〜洗濯機編
4.1.洗濯ネットを活用する
こたつ布団を洗濯機で洗う際は「洗濯ネット」に入れて洗濯します。こたつ布団をそのまま洗濯機に入れると洗濯機の中で広がり回転しにくく、まんべんなくキレイにするのが難しくなってしまいます。
3つ折り、4つ折りなど洗濯機に入るサイズ、ネットのサイズに合わせて折り込みます。上記のようなドーナツ型の洗濯ネットは洗濯しにくい中心部にも洗剤が行き渡るためキレイな仕上がりが期待出来ますよ。
4.2.洗濯機の「大物洗いコース」・「毛布コース」で洗う
ご自宅にある洗濯機に普段使用しない「大物洗いコース」や「毛布コース」というボタンはございませんか? ある!という方はこたつ布団を洗濯する今こそ活用してみましょう。大きめの布団やカーペットを洗濯するためのボタンです。洗濯時間は長めですので比較的時間が取れるときに洗濯してくださいね。
もし、大物洗いコースや毛布コースがない洗濯機の場合は「手洗いコース」で代用してくださいね。
4.3.酸素系漂白剤で除菌消臭
漂白剤はシミ汚れをキレイにするために使うイメージが強いです。シミ汚れはもちろん、漂白剤には除菌消臭にも効果がありますよ。
冬期間使用したこたつ布団には汚れやニオイ、菌が付着していますので漂白剤を使ってキレイな状態にしてあげると来シーズン使うときも安心して使うことが出来ますよ。
4.4.柔軟剤でふんわり気持ちの良い触り心地を
衣類同様、こたつ布団にも柔軟剤を入れることで柔らかな仕上がりになります。お好みの香りが付いた柔軟剤で洗濯をして収納すれば、来シーズン使うときに爽やかな香りを楽しむことが出来ますよ。
また柔軟剤には静電気の防止、ホコリや花粉の付着を防ぐという効果があります。
5.こたつ布団の洗濯方法〜手洗い編
こたつ布団が洗濯機に入らない場合や洗濯機が回らない場合、自分の手で丁寧に洗いたい場合の方法をご紹介します。
5.1.こたつ布団は浴槽で足踏み洗い
こたつ布団を手洗いするときは浴槽にお湯を入れ、その中でこたつ布団を足踏み洗いしましょう。
汚れが目立つ部分を外側にして、お湯はこたつ布団が浸かるくらいの量にしておきましょう。使用する洗剤や事前準備は洗濯機で洗うときと同様です。漂白剤もこのときに入れてください。
洗剤は粉末の場合でも液体の場合でも予めお湯で溶かしておいたほうが良いです。1/2を目安に溶かしてから浴槽に入れることをオススメします。
5.2.とにかく踏む!
浴槽に入れたこたつ布団はとにかくたくさん踏んでください。そうするとビックリするくらいお湯が汚れてきます。
途中、お湯が汚くなってきて気になる方はお湯を入れ替えてもOKです。洗剤は1回目と同様に入れてください。
5.3.すすぎ洗いを忘れずに
1回目の洗剤でキレイにしたあとはすすぎ洗いを行います。お湯を入れ替えて布団が吸い込んだ洗剤を全て吐き出すイメージですすぎ洗いを行いましょう。
柔軟剤を使うときはすすぎ洗いのときに使用してくださいね。すすぎ洗いは2回以上行うのが望ましいです。
6.こたつ布団の洗濯方法〜乾燥編
6.1.洗濯機での脱水はほどほどに
洗濯機で洗濯したあと脱水しますが、脱水はほどほどにしておいたほうが良いでしょう。最後まで脱水しようと激しく回転するとこたつ布団の中の毛がダメージを受けてしまう可能性があります。
脱水機は最後までせず、途中で止めるくらいで良いでしょう。
6.2.高温の洗濯乾燥機でダニを撃退
高温の洗濯乾燥機を活用すればこたつ布団に潜んでいるダニを撃退出来るかもしれません。家庭用洗濯乾燥機には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」に分類されます。
ヒーター式の乾燥機のほうが高温での乾燥が可能となるため、ダニ対策には有効ですが長時間高温での乾燥を行うとこたつ布団にダメージを与えてしまうかもしれません。
ヒートポンプ式乾燥機は60℃程度と低めの温度設定のため、ダメージは少ないのですがダニ対策にはちょっと弱いかもしれません。
洗濯乾燥機で乾燥させる際は一気に乾燥させるのではなく1時間に一度様子を見ながら裏表を変えたり乾燥具合を確かめながら乾燥させてくださいね。
※1:キルティングされていないこたつ布団の場合は中の素材が偏ってしまう場合があるのでオススメしません。
※2:毛100%のこたつ布団は高温の乾燥機には入れないほうが良いです。また、ポリエステルやアクリル性は熱に弱いため注意が必要です。必ずタグの注意書きを読んでから使用してください。
6.3.自然乾燥の方法
足踏み洗濯をした場合や洗濯機で脱水や乾燥が出来なかった場合は自然乾燥させます。
足踏み洗濯など脱水していないときは浴槽脇に掛けて、しばらく水を落とすところからはじめます。最初からベランダなどに天日干しをしようとしても重いですしまだ水をたくさん含んでいます。
お湯から出した後踏むことで水分を出してください。可能な方は絞って水を出すようにしましょう。
参考URL:http://s.webry.info/sp/kaminogesanpo.at.webry.info/201107/article_25.html
こたつ布団を天日干しする際は風通しの良い日陰で、上記のようにM字型で干すと乾きやすいです。
洗濯後のこたつ布団はたっぷり水を吸収していますので乾かすのに時間が掛かります。しっかり乾かさないとカビの原因、ニオイの原因となってしまいます。表面が乾いていても中がまだ湿気っている場合がありますのでしっかり乾かすよう心掛けてください。
7.こたつ布団の洗濯方法〜コインランドリー
自宅の洗濯機や乾燥機で対応出来ない場合はコインランドリーを活用してみてはいかがでしょうか?多少費用が掛かりますが、クリーニングに出すよりは安く済みます。
コインランドリーではふとんの選択方法などマニュアルが記載されているところも多いのでその指示に従って洗濯・乾燥させればほとんど失敗することはありません。
注意しなければならないのは洗濯可能な素材か、乾燥機の熱に耐えられるかです。乾燥機も素材に高温・中温・低温など選べますよ。
まとめ
一冬使ったこたつ布団は気がつかないうちに汚れています。毎年買い換えるという方には必要ない知識ではありますが、収納して翌年も使うという方は1年に一度自分で洗濯してみましょう。
洗濯出来る素材か?
乾燥機に入れても大丈夫か?
しっかり乾燥しているか?
上記3つが特に重要なポイントとなります。是非、今日ご紹介した方法を参考にしていただきこたつ布団の洗濯にチャレンジしてみてくださいね。